登山でトレーニング〜蓼科山
気軽に登れる日本百名山ということで人気があるが、そもそもそんな気軽に登れる山にそれほどの魅力があるのだろうか、という素朴な疑問が湧いてくる。その疑問を解決するため、私は平成30(2018)年7月29日に長野市内にある実家から車で3時間ほどかけて登山口までやってきたのであった。
蓼科山は、「蓼科」と書く。
間違えないようにしたい(笑)。
ということらしい。
なるほど。つまり、「立科町」を表すときだけ「立科」を使い、その他全ては山だろうが高原だろうが豚だろうがネギだろうが美人だろうが(笑)、「蓼科」を使う、と覚えればいい。
「蓼科美人」、いい感じだ。
ここでクレバーな読者諸氏は、
と思っているであろうと思う。
本当にそうだろうか。本当にそうなのであろうか。申し訳ないがそこまで調べるのは面倒なので、この話はここで終わりとさせていただきたい(笑)。
さてその東京都清瀬市立科山荘。東京都清瀬市に我が家がある関係で、我が愚息たちは、二人とも小学校時代にそこに宿泊する移動教室(昔風に言うと高原学校)を経験している。そして何とその移動教室のプログラムで「蓼科山登山を経験している」のである。
さて、話を蓼科山の魅力というところに戻そう。いろいろな解説に「山頂からは、360度のパノラマ展望が楽しめる。」とある。
が、
その山頂。
行ってみると、何と何と、はやぶさ2が着陸に成功した小惑星 「リュウグウ」と瓜二つなのである(行ったことないけど・笑)。そしてその見渡せる表面積の大きいこと。野球のグランドが一面余裕で取れそうな見事な両翼95mなのである。
しかしそこでは野球は絶対にできない。なぜならそこが全面、ガラガラとした大きめの岩が積み上がってできているからである。バウンドがイレギュラーするだけでなく、ボールが岩と岩の隙間に落ちてしまったら二度と拾えなくなるほど隙間が深いからである(笑)。
野球のグランドを優に超えるスペースでそこが山頂なので「360度の視界の全てが岩」という状態。確かに360度のパノラマ展望ではあるが、それを楽しむには、ちょっと手前の岩が視界に入りすぎるのである。
と私は結論づけた。